アジアカップ敗戦〜世界と日本の差
日本代表のアジアカップが幕を閉じました。
メディアの期待が大きかっただけに、あまりにも早すぎる敗退だったことは否めません。
僕の自宅には今、テレビがないので、今回のアジアカップは翌日にYouTubeでハイライトだけしか見ていませんが、試合内容については選手のコメントやメディアからの情報を拾って勝手にイメージしています。
今回の敗退を受けて感じたことは、「日本は世界の強豪と戦えるレベルになったけれど、アジアで飛び抜けた存在ではない」ということでした。
これはある意味ポジティブだと思います。
なぜなら、欧州各国の強豪はW杯よりもレベルが高い欧州選手権でしのぎを削っています。南米の強豪各国も同様に南米選手権という超ハイレベルな大会を4年一度戦っています。
日本はカタールW杯で強豪のドイツとスペインを撃破したという経験を持つ強豪国の一つに名乗りを挙げましたが、今回の日本の敗退は、アジアのレベルの向上を証明する大会とも言えるのではないでしょうか。
つまり、欧州予選や南米予選と同様に、アジア予選のレベルも決して低くないということです。
W杯に向けた準備として、アジア予選を真剣に勝ち抜いていくことが日本のさらなるレベルアップのための通過点になることが改めて確認できました。
「日本も強くなっているけれど、世界はアジアを含めてレベルが上がっている」と
この試合に関してもう少し触れさせてください。
熱量が足りなかった
もちろん、日本の選手たちも監督人やコーチ陣も自分たちの実力に慢心はなかったと思います。
けど、富安選手が試合後に「熱量が足りなかった」とコメントしています。
そして、試合後のイラン選手の喜び方は尋常ではありませんでした。
まさにこの1試合に、人生の全てをかけているそんな気魄をハイライト映像から感じました。
結果論ですが、富安選手がいうように、あのアディショナルタイムのPK献上はイラン選手の熱量と日本選手のこの試合に対する熱量の差が如実に出たシーンだったと僕は感じました。
選手交代についても色々と監督は今後言われるでしょう。森保監督続投についても議論されるのではないでしょうか。なぜ、久保建英を下げたのか。僕自身も疑問です。
久保建英こそが今の日本サッカーに違いを生み出せる飛び抜けた存在であることは間違い無いと思います。その上で、決勝まで戦うためのマネジメントといったフィジカル的な温存を優先させた交代だったのであれば、この采配に疑問を感じます。
アジア最大のライバルである韓国は2試合連続延長戦までもつれ込んだ試合においてもエースである孫興民(ソン・フンミン)はフル出場しており、サウジアラビア戦では終盤にFKを叩き込んでいます。
日本のエース〜久保建英の存在
「エースの存在」「個による試合の決定的な仕事」
日本サッカー界はずっとこんな存在を待ち焦がれていますが、僕自身は2026年W杯、久保建英にこの期待を込めたいと思います。
それだけ彼にはポテンシャルがあるし、試合を変えられる力を所属チームでも証明しています。
このアジアカップ敗退を今後の日本サッカー界のさらなる進化に通ずる一歩になることを願いたいと思います。
See You!!
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