裸足感覚で走る心地よさ〜30kmがきつくなくなった!

走る

走ることについて語るとき、僕が語ること

世界的な小説家である村上春樹さんの著書に「走ることについて語るとき、僕が語ること」というエッセイ的な本があります。

僕が村上春樹さんにはまっていた時期、彼の小説やエッセイを色々と購読していたときににこの本に出会ったのですが、なんとも含蓄に富むお洒落なタイトルですよね。

村上春樹さんの言葉って逆説的と言いますか、胸に刺さると言いますか、余韻が残ると言いますか、とにかく記憶に、印象に残ります

そんな村上春樹さんは今や毎年のようにノーベル賞の受賞候補者に挙がっていますが、走ることを日々の日課にしてるみたいですね。

僕もそんな村上春樹さんと同様に走ることを日課としている一人のランナーとして、今回は「走ることについて語るとき、僕の欠かせないもの話したいと思います。

Vibram Five Fingers

そう!僕が走るときに欠かせないもの!

それはVibram Five Fingers(ヴィブラム)です!

見た目は足袋みたいな。一見すると鳶(とび)職人が履いてそうな、これがランニングシューズ?と疑いたくなるような、そんな見た目をしていると思います。

けど、皆さんはきっとこのシューズの威力に驚かされること間違いなしです。

騙されたと思って一度手にとって履いてみてください。

履き始めて最初の2週間くらいは、これまで使っていた筋肉と別の筋肉や関節に負荷がくるため、ふくらはぎとか足首とか節々に痛みが出るかもしれません。僕も実際ありました。

けれども、この時期を乗り切ったら、走ることが苦ではなくなります。

これまでよりも楽に、余裕を持って風をきることができます。自信を持って言えます!

このVibramは嘘のような夢のアイテムです。それくらいこのアイテムに僕は助けられてきました。

さらに言うと、この靴は走ることで人の本来の足の機能を発揮させてくれる超優れものなんです。

なんたって僕がそれを実感しています。

Vibramに出会う前の僕は右膝が痛くなって、6キロくらいしか走ることができなかった日々が続いていました。

運動は僕にとって欠かすことのできないルーティーンであり、走ることそのものができないことは精神的にも本当に苦痛でした。

どうしても体を動かさないと鬱になってしまうので、毎週のように1回6千円くらいかけて整体に通ったりして体の不調と対峙したりする日々が続いていました。

ちなみに当時通っていた整体の先生が、「人の体は姿勢や歩き方に癖があって、その癖は長年かけてついてしまって、なかなか本来の姿勢や歩き方を取り戻すの大変です」そんなことを教えてくれました。

そこで本来の姿勢や歩き方を取り戻すために先生が勧めてくれた一つのリハビリ方法が後ろ向きウォーキングでした。

後ろ向きで歩くことで、普段使ってない体の機能に刺激を与える。それが普段間違った姿勢や歩き方で凝り固まっている筋肉や関節をほぐす一助になるんだそうです。

さすがに街中を後ろ向きで歩くのはなんとも鋼(はがね)のメンタルが必要だったので、僕はプールでそのリハビリを実践しました。

まさか自分が「おじいちゃんおばあちゃんがやってるようなプールウォーキングを始めるなんて」、と少し惨めな気持ちになりましたが、

確かに少なからず体の変化を実感できました。

普段使ってない筋肉を使うことのちょっとした気持ちの良さも感じました。けど、やっぱり人は易きに流れるというか、こういった地味なトレーニングはあまり継続できませんでした。

そんな試行錯誤していた時に、僕は出会ってしまったんです!

快適に走れるようになりたい!純粋に運動したい!という思いを抱えながら、藁にもすがる思いで後ろ向き歩きという地味なトレーニングに取り組んでいた僕にとってVibramとの出会いはある意味で人生を大きく変えてくれました。

なんてたって、このシューズの最大の特徴は、このシューズを履いて走ることで本来の裸足の機能を発揮させて、正しく走ることを助長してくれるんです。

わかりやすく言うと、足つぼマッサージをされながら走ることができるんです。

もっとわかりずらくなりました?

本来の足指の機能を蘇らせてくれる

つまり、Vibramは足指5本それぞれを確実に地面に着地させてそれぞれの指がちゃんと機能してくれるサポートをしてくれる。そんなイメージです。

足裏は第二の脳と言われるように、地面から受ける刺激によってまるでマッサージされているような錯覚を起こしてしまうんです。よりイメージしやすく誇張しましたが、なんとなくイメージしていただけると幸いです。

さらに僕は、足裏からの刺激に加えて股関節の動きを感じられるようになりました。以前、整体の先生が、「足の筋肉は腸腰筋(ちょうようきん)を辿って、鳩尾(みぞおち)のあたりまで繋がっている」ということを言っていたのを思い出した瞬間でした。

前述したように、このシューズを履き始めた当初は、足首とかふくらはぎとか少しの痛みを感じました。

けれど、Vibramは足の本来の機能を発揮させてくれるので、多少の痛みは気になりませんでした。この痛みの原因はこれまで間違った走り方をしていたために使ってこなかった筋肉や関節への負荷だったんですね。

この痛みを感じる時期を抜けたら、僕は走ることが本当に楽しくなりました

まるで裸足マラソン

それから始めたのが、まず、マラソンでした。

信じられないかもしれませんが、このシューズで42.195Km走れるんです。

マラソンといったら30Km過ぎからキツくなるってよくいいますよね?

確かに、キツくなります。けど、膝が痛くなるとか、足首が故障したとか、そう言う不安は感じませんでした。

Vibramを履いてる以上、足はとにかく動くし、むしろ体の感覚がどんどん良くなる実感があるので、マラソンの後半戦、キツくなってからの勝負は単純に、心肺機能や持久力、忍耐力との戦いでした。

このシューズを履いて実際、僕はマラソンをこれまで3回ほど完走しましたし、3時間10〜20分で走り切りました

一般的に推奨されているナイキの厚底ランニングシューズのようなものでなくても、走れるんですね。

本当に驚異的な商品だと思います。

その後、マラソンを皮切りに、トレイルランにも挑戦しました。これまでトレイルランに関しては30Km級の大会に3回ほど出場しました。最初の大会はビギナーズラックだったのか400人ほどの出場者がいる中で10位という好成績まで収めてしまいました。

自分でもびっくりです。今でもトレイルランは続けていますが、最近では山の中を走るときは登山用のVibramを履くようにしています。ロード用のVibramで挑んだ最初のトレイルランで靴の裏に穴が開いてしまったんですね。まさに登山道は枝や石ころが転がっていたりアップダウンが激しいのでスリップしやすいのですが、登山用Vibramを履き始めてからは全然そんな事を感じることもなく、なんとも心強い味方を手に入れたなと思いました。

今トレイル用に使っているのはこちらの登山用Vibramなんですが、ランニングも問題なくできるので僕の愛用品の一つとなっています。

ゼロシューズ

ちなみにVibramと似たブランドで「ゼロシューズというメーカーがあります。

こちらも、人の本来の足の機能を発揮させてくれるシューズをコンセプトそしているのですが、

商品が幅広く、サンダルからトレイルラン用までラインナップされていて、実際、このサンダルでマラソンやトレイルランを走っている人を何度か見かけています。

ゼロシューズに関しては僕はサンダルから試してみてランニングしたり、夏場では日常的に使ったりもしていました。

その後、トレイルラン用の物も購入したのですが、今最も使っているのはこちらのスニーカータイプのゼロシューズ「HANA」です。

ゼロシューズのいいところは、五本指になってないので、あまり周りの目を気にする必要がないっていうのがメリットですね。

ちなみに普段靴として「HANA」を使っている人をまだみたことないんんですが、

Vibramを普段着として履いてる外国人の女の子を六本木で見かけたことがあります。面白いですね。周りの目はお構いなし。

「私は私の履きたい物を履くの!」まさに日本のコスプレを楽しむ外国人たちのポリシーみたいな物を感じました。

話は逸れましたが、こちらのゼロシリーズも、歩き方、走り方を改善してくれるので歩くこと、あるいは走ることが本当に楽しくなります。

さて、これまで、「僕の走りに欠かせないもの」について話してきました。

村上春樹さんにとっての走ること

冒頭で紹介した「走ることについて語るとき、僕が語ること」の著書である村上春樹さんも1日10Km走る習慣を継続しているみたいです。

さらに、一般的なマラソンより過酷な100Km級のウルトラマラソンにも何度か挑戦されたことがあるんだとか。すごいですよね。僕も見習わないとなって思います。

この著書で村上春樹さんは、走る体力がつけばつくほどに、書く体力が備わったということをおっしゃっていました。つまり、村上春樹さんは、走ることで、結果的に本業である書く力を高めていると、

この感覚皆さんも感じたことありませんか?走ることでなんだか頭がスッキリするとか、冴え渡ってるなって感覚。

僕も毎日のように、体感してます。

走ることって、多分、人間の最も本質的な行為であり、その走る行為によって人はより良く生きる術を高めることができる

素晴らしくないですか!そのためのパートナーとして僕はこれからもVibramと共に走り続けたいと思います。

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